ミャンマー・ライレンピーコーヒープロジェクト

ミャンマー・ライレンピーコーヒープロジェクト

ライレンピーの電話・インターネット事情は・・・?

ナトゥラマー!神崎です。

ミャンマーではFacebookが大人気で、若者からおじさん世代まで使っています。自撮り写真を載せるのはもちろん、メッセージのやり取りや通話、ニュースの閲覧、調べものまで全部Facebookで!という人も少なくありません。最近では保健省のFacebookページでコロナの感染者データが毎日発表されるなど、最新情報をゲットするための重要なツールになっています。

つい数年前まで、ミャンマーで携帯電話を持っている人はほんの一握り。SIMカードは尋常ではないほど高価なものだったので、多くの人々は携帯電話を持たず、路上にある電話屋さんで電話をかけ、インターネット屋さんでメールを送っていました。

そんな状況から一転、民主化の流れとともにSIMカードはどんどん安くなり、今では1枚100~200円で手に入るようになりました。外資系の大手通信会社が次々と参入し、お得な通信プランがたくさん打ち出され、電話・インターネットはますます身近に。スマホは、Huawei、Xiaomi、OppoSamsungなどが人気で、わりと安い値段で高機能なスマホが手に入るようになりました。(特に自撮りをする人が多いので、インカメラの性能は重要!)

 

スマホ文化が瞬く間に広がっていった都市部とは違って、ライレンピーで電話・インターネットが使えるようになったのはつい2年ほど前のことです。それまでは電波がまったく届かず、唯一の連絡手段は教会事務所にある衛星通信でした。その衛星通信も電波が良くなくて、写真やデータを送るのは非常に難しかったです。

2018年初頭、そんなライレンピーに通信会社Telenorが調査に来ました。ライレンピーの有力者がTelenorに電波塔を建ててほしいとお願いし、ついに実現したのです。

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↑設置場所の下書き・・・?

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↑電波塔ってこうやって建てるんですね・・・

その後、電話が使えるようになり、何か月か経ってからインターネットも使えるようになりました。ただ、ライレンピー町内でも電波のいい場所と悪い場所があって、ライレンピーセンターはとても電波が悪い・・・。電話で話している途中で突然圏外になることがしょっちゅうあります。メールやFacebookの閲覧をしたい時は、利用者が少ない夜中の2~4時ごろであればなんとかOK・・・という感じです。

ついにライレンピーにも電波が届いた!これでいつでも連絡が取れる!現地の写真もいっぱい送ってもらえる!と思っていましたが、そううまくは行かないのでした。泣

 

これからコーヒーを広めていくにあたって、農業研修をオンラインで開催したり、産地と消費者をオンラインでつないでイベントをしたりと、インターネットを使って様々な展開をしたいと思っています。なので、どうにかライレンピーセンターのインターネット環境を良くできないか、これから研究していきます👀