インド国境が近い
ナトゥラマー!(マラ族の言葉で、お元気ですか?)柴田です。
私たちがコーヒープロジェクトを実施しているライレンピー町は、インド国境まで60kmという場所にあります。
ライレンピーの場所の記事はこちら↓
ライレンピーにはTPAのプロジェクトで、循環型農業普及の拠点として建設した「持続開発研修センター」というセンターがあります。
そのセンターから見える景色がこちら。
そしてむこうの方に見えている山はもうインドだよ、と教えてもらいました。
地方の人たちは、ビルマ族が多く住む地域を「バマーピー(ビルマ国)」と呼びます。チン州の人たちは「アウピー((山の)下の国)」と呼ぶ人もいます。
それを考えると、「バマーピー」や「アウピー」よりもインドの方が圧倒的に近い!という印象・・・
実際、マラ民族は国境を越えたインド側にもたくさん住んでいるそうです。国境も、マラ民族であれば問題なく行き来ができるそうです。インド側のマラ民族とミャンマー側のマラ民族が結婚しているご夫婦にも出会ったことがあります。
そんな状況なので、ミャンマーの町まで買い物に行くよりも、インドに行く方が断然近い!ということで、ライレンピーの町中ではインドナンバーの車を見かけることがあります。この車で町で生産されたものを運んだ帰りに買い物をしてくるそうです。
日本は島国で、国境のイメージってなかなかわかないかと思いますが、こういうところに行くと、国境って地図上のものなんだなって思います。国境だけど、そこに境はない。
皆さん、是非一緒にライレンピーに行きましょう~!