マラ福音教会(Mara Evangelical Church:MEC)のこと
ナトゥラマー!(マラ族の言葉で、お元気ですか?)柴田です。
今日はマラ福音教会(Mara Evangelical Church:MEC)のことについて書きたいと思います。
私たちが最初にライレンピーに行ったのは、2017年3月。その時からMECの皆さんには本当にお世話になっています。皆さんとても明るく楽しい方々で、集まるといつも笑い声が聞こえます。
前に書いた、ライレンピーで事業を始めるきっかけとなった熱い男’’ウ・ザベッタン’’もMECのスタッフです。ウ・ザベッタンの記事はこちら↓
MECは、その名の通り教会組織です。ですが、宗教関係のことだけをやっているかというとそうではありません。
宗教、教育、開発、金融、社会問題、牧師の6つの部署に分かれていて、地域発展のためにいろいろと活動をされています。というのも、ライレンピーはほんの数年前まで外部とつながる車道がなく、行政の手が届きませんでした。そのため、普通の場所なら行政が行うことも、教会組織がリーダーシップをとってやってきたそうです。
地域の人たちにとってMECはまさになくてはならない組織だということをいろいろな方から聞きました。
MECは1907年にローレン牧師ご夫妻によって設立されたそうです。その時の記念碑がMECの事務所の前に建てられています。
下の写真はMECと地球市民の会主催で実施したコーヒー研修の時の記念写真です。研修時にずっと掲げられていた横断幕にはMEC「Service and Development Department」という文字が書かれています。
では、ここでMECの皆さんをご紹介します。
皆さん、個性派の牧師さんです。
まずは事務局長さん。お名前はL.B Siamaさんです。MECはライレンピーとサバウンピーという町の両方に本部があるそうです。事務局長はその2つの本部を行ったり来たりせねばなりません。いつもバイクで2つの本部や世界各地を行き来しているお忙しい方です。でも、その合間にコーヒー研修の実習を見に来てくれたり、お話をしに来てくれたりと協力をしてくれます。下の写真の左から4番目の黒い上着の方がそうです。
次は副事務局長、牧師担当、開発担当を兼務されているVictor Veuさんです。お話し好き(基本的に皆さんお話し好き)で、いろいろなことを教えてくれます。子供も大好きで、私が息子を連れて行った時には銃の撃ち方、森での遊び方などを教えてくれました。はちゃめちゃな牧師さんですが、礼拝の時にはびしっとしてました。(当たり前か)
ちなみに下の写真で息子が頭につけているのは鷲の羽だそうです。マラの人たちの間では頭にこの羽をつけることで「鷲のような勇気を授かる」と信じられているそうで、ちょうど羽を拾った息子もつけてもらいました。この羽は今でも大切に持っています。
最後に教育担当のSitlo Chozahさん。Sitloさんは自分の名前が「シ」から始まり、柴田の「シ」と一緒なので、われらは親戚だ!と言っていましたが、シから始まる名前は日本にめっちゃある・・・
彼は1枚目の前列真ん中の青い上着を着ていらっしゃる方です。
教育担当だけあって、とても研修活動に熱心な方で、コーヒー研修の時には自らが参加者として受講されていました。
全員は紹介しきれませんでしたが、こんなMECの皆さんに支えられながら、コーヒープロジェクトが進んでいます。