ミャンマー・ライレンピーコーヒープロジェクト

ミャンマー・ライレンピーコーヒープロジェクト

水のこと

ナトゥラマー!(マラ族の言葉で「お元気ですか?」) 柴田です。

 

ライレンピー町の水のことについてお話しします。

ライレンピー町には給水施設があります。町から約6㎞離れた(とはいえ、直線距離で6㎞というだけで、そこにたどり着くまでの道のりはとても大変)水源から水を引いてきています。

でも、各戸までは水が届いていません。町の人たちは町に数か所ある水道栓まで水汲みに行きます。黄色いポリタンクを持って水道栓に並びます。

そして、そこに水が来るのは1日に2時間だけだそうです。順番を待つため、汲んだ水を運ぶための時間を考えるとほぼ半日、水汲みに費やさなければなりません。

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水道栓に並んでいる様子

そして、とても重いので重労働・・・。運ぶためにこんな道具を手作りする人も。

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ポリ容器を運ぶための車。手作りです。

このポリ容器2つに水を汲むために、半日。

日本では考えられないことだと思います。現地の皆さんは本当に大変な生活を送っています。現在、当会では家まで水が来るように給水施設の整備を行っていますが、現在の状況により、なかなか事業も思うようには進みません。

 

2月初めに起こったクーデター。

誰のために、そして何のために私たちは活動をしているのか、改めて考える機会になりました。