ミャンマー・チン州コーヒープロジェクト(仮)

ミャンマー・チン州コーヒープロジェクト(仮)

初めての研修!熱心な参加者たち

ナトゥラマー!(マラ族の言葉で、お元気ですか?)

柴田です。

 

今日は、現地の人たちの研修の様子をご紹介します。とても熱心に研修に参加してくださり、こちらがびっくりするほどでした。

 

誰も行かない辺鄙な場所、ライレンピー

私たちの団体は2003年からミャンマーのシャン州で事業を始めました。このコーヒープロジェクトをやっているチン州では、2018年から事業を始めています。会の中では先輩シャン州とこれからのチン州という感じです。

 

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そんなチン州は以前の記事でも書いたように非常にアクセスが難しい場所です。そのため活動している団体も非常に少ないです。事業地に行くまでに数日かかるライレンピーは、なおさら活動団体が少ないのです。

 

初めての研修にやる気満々の参加者たち

チン州で事業を始めて最初の研修がコーヒー研修でした。日本からの専門家に来ていただき、2回にわたり研修を行いました。その時に感じたのが、参加者の熱心さです。正直驚きました。

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こちらが研修を開催しておいて何ですが、参加者になぜそんなに熱心なのかと聞いてみました。

 

そうすると

「私たちのところでは一度もこのような研修は受けられませんでした。研修を受けに行くにも、町までの道がなく、研修を受けたくても受けられなかったんです。だから、こうやって研修を受けられるのはとっても嬉しくて、この機会にできる限りいろんな知識を習得したいんです。」

と教えてくれました。

 

ちなみに、この参加者さんは自分の村から片道4時間かけてライレンピーの町まで研修を受けに来ています。4時間かかる道も、たった2年前に開通したばかりだとか!

(距離感の概念が違いすぎる・・・)

 

この言葉を聞き、納得すると同時に何としてでもコーヒープロジェクトを成功させたいという気持ちも湧いてきました。また、今まで事業をしていたシャン州とは異なる住民の生活の厳しさを目の当たりにした時でもありました。

 

この時熱心に研修を受けていた方々は、今多くの人がコーヒー栽培を実践しています。皆さんにお届けできるコーヒーも、そんな方々が栽培したコーヒーです。

 

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コーヒーは神様からの贈り物?

地球市民の会が推進している農法は、「アグロフォレストリー」農法です。今ある森を守りながら現金収入が得られるコーヒーを育てる方法です。また、換金作物となるものもコーヒーだけではなく、マカダミア、コンニャク、モリンガなども植えていきます。

 

この作物について、研修で話し合いました。ある村の人は、「コーヒーは貧しい我々に神様が授けてくれた作物だ」と言っていました。

 

しかし、コーヒーは魔法の作物ではありません。もちろん世話をするのは自分たちだし、時には不作の時もあるでしょう。ひょっとしたら世界的なコーヒー価格が暴落することだってあるかもしれません。

 

コーヒー産地を作るといっても、コーヒーだけに依存した状況を作るのは、当会が目指しているところとは違います。

 

そのような話を丁寧に説明しながら、ここではコーヒー以外にどういう作物が適していて、自分たちは何を植えたいのか?ということを考えてもらいました。

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話し合いの中で出てきたのが、マカダミアやモリンガ、バナナ、チャなどです。それらの作物を等高線に沿って植えていくことになります。「あれの方がいいよ!」「これがいいよ!」と話す姿はとても楽しそうでした。(彼ら同士で話すときはビルマ語を使わずマラ語を話すので、想像なのですが・・・)

 

最後にチームごとで発表をしてもらいました。どのチームもよく考えられていて、実践しているところを見るのが楽しみです!