気になる☕広島の若草コーヒー店
広島市で11月28日(土)、とあるコーヒー店が1日限定でオープンしました。
お店の名前は「若草コーヒー店」。店長の佐々木さんが広島市若草町のご出身で、そこから”若草”という名前をとったそうです。
若草コーヒー店はオープンに向けた準備の真っ最中で、まだ店舗はありません。「お店で提供するコーヒーはどんな味がいいかな?」と佐々木さんは考え、今回のイベントで様々なコーヒーをお客さんに試飲してもらい、反応を見てみよう!ということになったのです。
店長の佐々木さんは、ライレンピーコーヒーにも興味を持ってくださっています。ご縁があってライレンピーコーヒーを知っていただき、今回のイベントに私たちもお招きいただくことができました。ライレンピーに2度お越しくださり、いつも応援していただいているお二人とともに、ブースの一角でライレンピーコーヒーの紹介をしてきました。
↑ 日本から持参した剪定ばさみと物々交換したという、マラ族伝統のジャケット!
↑ 数か月前に発芽したばかりのコーヒーの苗木🌳
風が冷たくて寒い日でしたが、お客さんが次々と来られ、豆はすぐに完売。佐々木さんが沖縄から取り寄せたという、こだわりの手作りドーナツもあっという間に売り切れてしまいました。有難いことに、ライレンピーコーヒーに興味を持ち、さっそくアンバサダーに入会していただいた方もいました!
お客さんからは、「ミャンマーコーヒーって珍しいね~」という声がたくさん聞かれました。ミャンマーで活動している私たちにとっては、シャン州のコーヒーなどはけっこう有名な気がしてしまうのですが、やはり日本でのミャンマーコーヒーの知名度はまだまだ低いんだなぁと感じました。ましてやチン州のコーヒーを飲んだことのある日本人は果たしてどのくらいいるのか!?コーヒーマニアの方にとっては、ますます気になる存在ですよね!
さて、若草コーヒー店のオープン準備の様子はInstagramでチェックすることができます!インスタ映えのオシャレな写真ばかり。店長の佐々木さんは料理上手で、特にサンドイッチの美味しさは仲間内ですでに超有名だとか・・・
さらに多才な佐々木さんは、とても素敵な水彩画を描かれています。そちらもInstagramでチェックしてみてください。ちなみに、ライレンピー町マップも描いていただく予定です~楽しみ♪
今回のように、全国各地のイベントなどに参加して、ライレンピーコーヒーの知名度をどんどん上げていきたいなーと思っています!来年初頭には関西のイベントでもライレンピーコーヒーを紹介させていただく予定なので、また告知させていただきます。お近くにお住まいの方はお楽しみに~
ライレンピーの病院とお礼の贈り物の話
ナトゥラマー!(マラ族の言葉で、お元気ですか?)柴田です。
前回、前々回とライレンピーのインフラのお話でした。
電話事情はこちら↓
ライレンピーの電話・インターネット事情は・・・? - ミャンマー・ライレンピーコーヒープロジェクト
道路事情はこちら↓
悪路で名高いレーゾワ・ライレンピー道路 - ミャンマー・ライレンピーコーヒープロジェクト
今日はライレンピーの病院のお話をしたいと思います。ライレンピーには政府の病院が一つあります。外から見るとなかなか立派!
でも中はがらーんとしています・・・
ミャンマーの政府の病院は保健省の管轄です。そのため、このような病院には保健省からスタッフが派遣されてきます。しかし、ライレンピーは超僻地なので誰も行きたがりません。ミャンマー国内では病院だけではなく、学校でもこのようなことが結構あります。
学校の場合、超僻地なので先生が行きたがらない→村に先生が来ないで(でも籍は村にある)、自身は違う場所に住んでいる→数年たって異動願を出して住んでいる場所から直接他の町or村に行ってしまう、という感じになり、子供たちが十分な教育を受けられなくなってしまいます。(先生の名誉のために付け加えますが、すべての先生がこのような先生ばかりではなく、歩いて何時間も行かなければ買い物に行けないような場所でも「子供たちに教育を受けさせてあげたい」と頑張っておられる先生もいらっしゃいます。)最近はこのような状況が改善されつつあるようですが、ミャンマー全土で子供たちが安心して教育を受けられるようになるといいなと思います。
病院の場合、どうでしょう?僻地だから村にお医者さんがいないということは、日本でもあることだとは思います。ライレンピーの場合は、そうならないよう軍医さんが駐在しています。保健省のスタッフではなく、軍隊からお医者さんが派遣されてくるのです。よほどの僻地でないとないことですが、この仕組みのおかげでライレンピー町の政府の病院にはお医者さんが2人います。そしてお医者さんは次の人が赴任するまで3年程度を町で過ごします。
私たちが最初にライレンピーの地を踏んだのは2017年3月。その時にいらしたお医者さん2人はもう今はライレンピーにはいません。その時のお医者さんの1人は「最初は大変なところに来たな~と思いました。でも住めば都で、町の人たちも親切だし、とても楽しく過ごしてます」とおっしゃっていました。その後2018年の4月にライレンピーに行った時に新しく赴任されたという軍医さん2人にお会いしました。その時はまだ赴任したてのほやほやで「まだ慣れません~。町が恋しいです。」とおっしゃっていました。町の人たちの話では、新しいお医者さんはすぐに近くの(近くと言っても車で悪路を4時間ぐらい)町に行っちゃうんだよねーということでしたが、今は「住めば都」になっているでしょうか・・・?
その時聞いた話が、「前のお医者さんはみんなに尊敬されてたから、毎日鶏を食べていた」と。ん・・・?尊敬されると鶏が食べられる・・・?
各家庭で庭先で飼っている地鶏
ライレンピーの皆さんは、病気を治してもらったなどの感謝の気持ちを表す時、身近で採れる野菜や果物、また卵、鶏、ナナウ(牛)などを贈ります。ライレンピーだけではなく、チン州の他の事業地でもいただいたことがあるので、チン州の文化なのかな・・?でもチン州全部を知っているわけではないので、ここではライレンピーのお話をしますね。ということで、前のお医者さんはみんなにいつも感謝されていたので、ほぼ毎日鶏をもらっていて、いつもそれでお腹いっぱいだった、ということだったのです。「それに比べると新しいお医者さんはまだせいぜい卵がもらえるレベル(上のお話と同じ町の人・談)」だそうです(笑)。贈り物にもレベルがあるそうです。
私たちが今、コーヒー栽培指導や農業研修の拠点にしている「ライレンピー持続開発研修センター」の落成式をした時にも、たくさんの贈り物をいただきました。皆さん、家で採れたものを続々と持ってきてくれて、みるみるうちに手作りの棚がいっぱいになりました。本当にありがたかったです。その時、ナナウもいただきました。ですが、ナナウのお話はまたの機会に「ナナウ特集」としてご紹介できればと思います。
持ってきてくれた贈り物でいっぱいになった棚
コロナで現地に行けない今、あの人はどうしてるかな~、病院のお医者さんは鶏もらえるようになったかな~(笑)など、いろいろなことが頭に浮かびます。町のみんなが元気でいてくれることを心から願っています。
来月からコーヒーの収穫も始まります!またその様子もお知らせできるといいなと思っています。お楽しみに~!
ライレンピーの電話・インターネット事情は・・・?
ナトゥラマー!神崎です。
ミャンマーではFacebookが大人気で、若者からおじさん世代まで使っています。自撮り写真を載せるのはもちろん、メッセージのやり取りや通話、ニュースの閲覧、調べものまで全部Facebookで!という人も少なくありません。最近では保健省のFacebookページでコロナの感染者データが毎日発表されるなど、最新情報をゲットするための重要なツールになっています。
つい数年前まで、ミャンマーで携帯電話を持っている人はほんの一握り。SIMカードは尋常ではないほど高価なものだったので、多くの人々は携帯電話を持たず、路上にある電話屋さんで電話をかけ、インターネット屋さんでメールを送っていました。
そんな状況から一転、民主化の流れとともにSIMカードはどんどん安くなり、今では1枚100~200円で手に入るようになりました。外資系の大手通信会社が次々と参入し、お得な通信プランがたくさん打ち出され、電話・インターネットはますます身近に。スマホは、Huawei、Xiaomi、Oppo、Samsungなどが人気で、わりと安い値段で高機能なスマホが手に入るようになりました。(特に自撮りをする人が多いので、インカメラの性能は重要!)
スマホ文化が瞬く間に広がっていった都市部とは違って、ライレンピーで電話・インターネットが使えるようになったのはつい2年ほど前のことです。それまでは電波がまったく届かず、唯一の連絡手段は教会事務所にある衛星通信でした。その衛星通信も電波が良くなくて、写真やデータを送るのは非常に難しかったです。
2018年初頭、そんなライレンピーに通信会社Telenorが調査に来ました。ライレンピーの有力者がTelenorに電波塔を建ててほしいとお願いし、ついに実現したのです。
↑設置場所の下書き・・・?
↑電波塔ってこうやって建てるんですね・・・
その後、電話が使えるようになり、何か月か経ってからインターネットも使えるようになりました。ただ、ライレンピー町内でも電波のいい場所と悪い場所があって、ライレンピーセンターはとても電波が悪い・・・。電話で話している途中で突然圏外になることがしょっちゅうあります。メールやFacebookの閲覧をしたい時は、利用者が少ない夜中の2~4時ごろであればなんとかOK・・・という感じです。
ついにライレンピーにも電波が届いた!これでいつでも連絡が取れる!現地の写真もいっぱい送ってもらえる!と思っていましたが、そううまくは行かないのでした。泣
これからコーヒーを広めていくにあたって、農業研修をオンラインで開催したり、産地と消費者をオンラインでつないでイベントをしたりと、インターネットを使って様々な展開をしたいと思っています。なので、どうにかライレンピーセンターのインターネット環境を良くできないか、これから研究していきます👀
悪路で名高いレーゾワ・ライレンピー道路
ナトゥラマー!神崎です。
日本は過ごしやすい秋ですね🍂チン州もこれからだんだん冬に向かいます。12月~1月頃には、霜が降りたり、水道の水が凍ったりする地域もあります。暖房器具が無くて家の中は寒いので、冬になると外で日向ぼっこをする人が激増します。笑
さて今日は、悪路として名高い“レーゾワ・ライレンピー道路”についてお話します。車でライレンピーへ行く際には必ず通る道ですが、雨季になると泥沼になり、土砂崩れも起きるとても危険な道路です。
レーゾワは、ライレンピーから一番近い町です。この道路はGoogleマップでは表示されないのですが、青い点線のあたりにあります。レーゾワ・ライレンピー間は直線距離でたった30km。でも実際に車で走ってみると、山道で急カーブが多く、スピードを出せないので最低4時間はかかります。
チン州政府が管理している道路で、日本でいう“県道”のようなものです。舗装はされていません。道路の幅は1車線分しかありませんが、対向車が来ることはほとんど無いです。もともと森だった場所に整備された道路なので、道のすぐ脇には木々がたくさん生えています。「あぁ、これから秘境に向かうんだなぁ・・・」という気分になる道路です。
地面はデコボコで、車体がしょっちゅう跳ねます(最初は楽しいけど、だんだんしんどくなってくる) 。車の中で熟睡できたらツワモノです。以前、車が跳ねたときに、足元に置いていたパパイヤが吹っ飛んで割れたこともあります。もちろん四駆でなければ走れません🚙
ガードレールが無いので、特に道路の幅が狭い場所ではヒヤヒヤ・・・落ちたらアウトです。
この道路で上手に運転できるドライバーはかなり少ないです。初めて運転するドライバーにとっては非常にチャレンジングな道路なので、先輩ドライバーに同行してもらい、指導を受けながら運転の練習をすることもあります。四駆でガソリン代がかかり、運転できるドライバーも少ないので、ライレンピーへの交通費はとても高いのです・・・(泣)
坂を上ったり下りたりの繰り返し。同じような風景がずーっと続きます。ドライバーの集中力にはいつも感服です。50代のベテランドライバーは、ライレンピーまで運転するときは体に力が入りすぎて、いつも膝や腰が痛くなってしまいます・・・。
パンクやエンジンのオーバーヒートもしばしば起きるので、レーゾワを出発してライレンピーに着くまでに何度も車を止めなくてはならず、余計に時間がかかります。「ライレンピーに1回行くだけでも車がだいぶダメージ受けるなぁ・・・」といつも思ってしまいますが、日本で何年も前に製造された中古の四駆は現役で頑張っています!さすが!
(都会でアスファルト道路を走っている四駆を見かけると、「何でこんなツルツルの道路を走ってるの」と思ってしまう・・・ボソリ)
途中で出会ったナナウ。顔の中心部が白いナナウは初めて見ました。ミャンマーでよく飼われている普通の牛よりも、ぽっちゃりしているのが可愛いです。
こちらの動画では、レーゾワ・ライレンピー道路の雨季の様子が紹介されています。
皆さん、ますますライレンピーに行ってみたくなりましたか?笑
過酷な移動の先には美しい秘境が待っています!!
ライレンピーの夜
ナトゥラマー!(マラ語でお元気ですか?) 柴田です。
ライレンピーは、雄々しい山々、眼下に広がる雲海、野生の蘭がたくさん生息する森、カモシカが上り下りするという断崖絶壁、山の向こうに落ちる夕日、シャクナゲの大木、天の川までくっきり見える満天の星空。どれをとってもため息が出るほど美しい自然豊かな場所です。もちろんそこでの生活は厳しいとは思います。しかし、本当に素敵な所です。
こんな美しい自然の中で育ったコーヒーは、自然の恵みを十分に受けているに違いありません。ライレンピーのコーヒーを飲んで、そんな自然に思いを馳せてみませんか。おすすめは実際に現地に行き、焚火を囲んで話をしながら飲む一杯です。^^
今日はライレンピーの夜についてお話ししたいと思います。
日没。間近に迫る山々に太陽が沈む様子は圧巻です。同じ景色なのに、何枚も写真を撮ってしまう・・・。家に帰って写真を見返すと、本当に同じ場所で何枚も撮ってる。でも、刻々と変わる空の色と山のシルエットの美しさが何とも言えず、目を奪われてしまいます。
そして、夜の闇が濃くなってくると始まる焚火!焚火って魔法の力があるみたいですよね。学校の林間学校とかでやったキャンプファイヤーもなんかわくわくする・・というのと同じで、火があって、椅子を持ってきて、話を始めると止まらない。一度コーヒー専門家の方と焚火の前で「これからのコーヒー生産について」を語り始めたら、最終的には電卓を持ち出してきていくらでどれぐらい出せるか!という熱い議論になりました。
この間ライレンピーに行った時は、焚火を囲んで話していると、教会の子供会みたいな集まりがやってきて、歌を歌って寄付を募っていきました。(何のための寄付だったのか忘れてしまいましたが・・)そして次の日の朝、たくさん寄付をもらったから・・とお礼にサトウキビを持ってきてくれました。
また、コーヒー生産にも精を出している地球市民の会のライレンピー持続開発センターのスタッフたちと、夜ゆっくりと話をするのもとても楽しいひと時です。家族のこと、仕事のこと、もちろんコーヒーのことも。私たちがライレンピーを去る前の晩、いつものように話をしていたらポツリと「みんなが帰った後、残った私たちだけでこうやって火を囲むとみんなのことがいつも思い出されるんだよ」と言われた時には、何とも言えない気持ちになりました。キュン・・・
そして、ライレンピーの夜のすばらしさのもう一つは、星空です。ライレンピーはいまだ無電化地域。センターにはソーラーパネルで発電した電気をバッテリーに貯めて使ったり、必要な時には発電機を使ったりしますが、一般家庭には電気はありません。夜の早い時間だとセンターのようにソーラーパネルがある家庭など、ぽつりぽつりと電気がついているところもありますが、夜が更けてくると本当に真っ暗になります。その時の星空はプラネタリウムで見る「明かりのないところの星空」よりも星がたくさん見えます。(先日プラネタリウムに本当に久しぶりに行ってきましたので、この情報は正確!)
センターができる前、ライレンピーに行くと教会の施設に泊まらせてもらっていました。この施設は屋内にトイレがないので、夜中トイレに行きたくて起きると、外までいかなければなりません。めんどくさいなーと思いながら行くのですが、見上げると満天の星。声が出ませんでした。私は見えなかったのですが、その時一緒に行った方は流れ星がたくさん見えたっておっしゃっていました。いいなー。
こんな夜を過ごしながら、ラインレンピーで採れたコーヒー豆で淹れた一杯のコーヒーが飲める日を今から夢見ています。
チン州の森にすむ動物たち①
ナトゥラマー!(マラ族の言葉で、お元気ですか?)
チン州ミンダ駐在員の神崎です。
チン州はほぼ全域が山岳地帯で、豊かな自然が広がっています。平地はほとんどありません。州南部には広大なビクトリア国立公園があり、ミャンマーで3番目に高いとされるビクトリア山は3,053m!トレッキングに訪れる外国人が増えていますが、まだまだ観光客が少ないので穴場です。
深い森の中には、珍しい動物がたくさん。チン州の人々は猟が得意で、野生生物を捕まえて食糧にしてきました。家の壁には獲物の頭蓋骨がずらりと並んでいます。今回は、そんなチン州の森にすむ動物たちを少しご紹介します。
【ナナウ(ミタン)】
ミャンマー語で「ナナウ」、英語では「ミタン」といいます。ミャンマー国内ではチン州などごく一部の地域にしかおらず、ミャンマー人にもあまり知られていません。まるで靴下をはいているように、足の半分ぐらいが白くなっているナナウが多いです。
昔は野生のナナウがたくさんいましたが、現在は飼育されているナナウがほとんどです。飼育といっても、牛のように小屋の中に入れておくことはできません。なぜならナナウは運動大好き!小屋の中でじっとしていられません。1~2mは余裕でジャンプしてしまうので、高く囲った場所で飼われています。放し飼いされているナナウも多いので、道路で遭遇することもしばしばあります。
お祝い事やお葬式などで食べることが多く、チン州の文化には無くてはならない存在です。しかしナナウは1頭90万チャット前後。年収を軽く上回ってしまう、非常に高価な動物なのです・・・
【シシバナザル】
“シシバナ”という名前のとおり、普通のサルとは違う鼻の形。いや、それよりも、この唇・・・初めて写真を見たときは衝撃でした。以前は捕まえて食べていたそうですが、現在では頭数がかなり減ってしまい、絶滅の危機にあります。いつか一目だけでも見てみたい・・・
【サイチョウ】
公式に「チン州の鳥」とされています。数が非常に少なくなり、捕獲することは禁止されていますが、いまだに銃で撃ち殺してしまう人が絶えません。年配の人は「昔はよく見かけたのになぁ」と言い、若者は「見たことがない」と言う人がほとんどです。ネピドーの動物園で飼われているようですが・・・。このままだと本当にチン州で見られなくなってしまう日が来るかもしれません。
つい数十年前までは、適切なサイクルで焼畑農業が行われ、山々が今よりもっと多くのの木に覆われていました。今ではそのサイクルが崩れ、過度な焼畑により森が失われつつあります。そこで暮らしていた動物の姿も、以前ほどは見られなくなってしまいました。
「貴重な動物を守ろう」という動きもあり、政府や市民団体による保護活動が行われています。一方で、一部の人が好奇心で殺してしまうというケースもあり、まだまだ理想通りの保護活動には至っていないのが現実です。
自然、動物、そして人間がうまく共存・共生していた、以前のようなチン州に戻る日が早く来てほしいです。
10月1日はコーヒーの日!由来やイベント・キャンペーンをご紹介(2020年)
ナトゥラマー!(マラ語でお元気ですか?)柴田です。
本日10月1日は、「コーヒーの日」&「国際コーヒーの日」です。コーヒー好きはついついワクワクしてしまいますね。そしてついに、私たちはコーヒーの日に合わせて、アンバサダー会員の募集を開始しました!
このブログでは、まずコーヒーの日の由来についてご紹介したあと、注目のコーヒーイベントやキャンペーンのご紹介をします。コーヒー好きの方、必見です!!
コーヒーの日とは(由来)
日本のコーヒーの日
本日10月1日は「コーヒーの日」です。1983年、一般社団法人全日本コーヒー協会によって日本におけるコーヒーのさらなる消費拡大とその魅力を幅広く発信する目的で制定されたそうです。
10月1日に定めたいきさつとしては、季節的に徐々に冷え込み、当時主流だったホットコーヒーの需要が増え始めることにちなんでこの日にしたということです。
国際コーヒーの日
一方、「国際コーヒーの日」も10月1日です。ですが、意外なことに日本でコーヒーの日が定められた1983年から遅れること32年、2015年に定められました。
このコーヒーの日の制定には、コーヒー普及の意味はもちろん、コーヒー生産農家の現状を知ってほしい、という意味も込められているんですって。
実は日本酒の日でもある!?
ちなみに余談ですが、地球市民の会の本部は日本酒が有名な佐賀県にあります。出張で行ってびっくりしたのですが、「乾杯は日本酒で!」というキャンペーンもあったほど。そして、「日本酒の日」というのも同じ10月1日だそうです。
コーヒーの日にちなんだイベント・キャンペーン
10月1日のコーヒーの日にちなんで、いろんなイベントやキャンペーンが各地で行われるようです。いくつか気になるモノをご紹介します!
KALDIの「コーヒーの日セット」(10月1日)
皆大好きカルディー!毎年コーヒーの日に限定販売のグッズを出されているようですね。毎年大人気。バッグとサコッシュがあるみたいですが、サコッシュバージョンは、オンラインではすでに売り切れてました・・・。
【焙煎珈琲】コーヒーの日バッグ - カルディコーヒーファーム オンラインストア
全日本コーヒー商工組合連合会「Coffee New Year 2020!Instagramキャンペーン」(10月30日まで)
主催がなんか固い団体っぽいですが、webサイトを見てみると、岩井ジョニ男さんがはっちゃけてます。インスタで@coffeenewyearをフォローし、#coffeenewyear2020 のハッシュタグをつけてコーヒーの写真を送ると、抽選でジョニ男さんから5万円のお年玉がもらえるそうですよ。最大5万円~1万円で、15名に当たるらしい。
なかなか不思議な企画ですが、コーヒー好きで、映える写真をよく撮る方は応募してみてはどうでしょうか?(今、フォロワー1178人しかいなかったから、当選確率高そうですよ!)詳しくは下記のwebを参照。
10月1日は国際コーヒーの日 Instagramキャンペーン「みんなのコーヒータイム」を投稿して岩井ジョニ男からお年玉をもらおう!
SAGAN COFFEE FESTA(10月4日)
佐賀県で毎年大盛り上がりのコーヒーフェスタです。県内や県外のコーヒー屋さんが集まります。1,000円でミニカップを5カップ購入し、そのミニカップに試飲コーヒーを入れてもらえるシステムだそうです。もちろん、普通にコーヒーを購入したり、豆やグッズの販売などもあるそうです。佐賀の美味しいフード類も販売されますよ。
地球市民の会も「小城鍋島家Ten」さんのブースの一部をお借りして、ミャンマーのコーヒーを販売する予定です。私たちが作っているライレンピーのコーヒーはまだないので・・・同じミャンマーの豆を扱っておられる「海の向こうコーヒー」さんのミャンマーコーヒーを販売します。地球市民の会デザインのオリジナルパッケージです。
もちろん、ライレンピーコーヒーやアンバサダー制度の紹介もしっかりしてきます!
<イベント情報>
SAGAN COFFEE FESTA
10月4日(日)10:00-16:30
佐賀県立博物館 屋外スペース
https://sagancoffeefesta.jimdofree.com/
コーヒーアンバサダー制度(10月1日リリース)
私たち、地球市民の会の企画も紹介しますね。
私たちは、コーヒーの日にちなんで、本日(10月1日)からコーヒーアンバサダー会員の募集を開始します!
アンバサダーに込めた意味
「アンバサダー」とは大きく分けて3つ意味があります。
1つ目は「大使」、「使節」という意味。
2つ目は「代表」、「代理人」という意味。
3つ目は「企業の商品やブランドを応援、支援する顧客」という意味。
アンバサダーという名前にしたのは、まさにこのチン州・ライレンピーコーヒープロジェクトの「代表」、「代理人」として、ライレンピーコーヒーを応援してほしい!広めてほしい!という願いを込めてこの名前にしました。
アンバサダーの皆さんには、ライレンピーのいろいろを知っていただきたいし、そしてたくさんご意見をいただきたいし、一緒に考えたい。ライレンピーは、とおーい場所だけど(この記事参照)、ライレンピーで頑張っているコーヒー生産者の皆さんと日本のコーヒーアンバサダーの皆さんの心はとても近い。そういう関係になれるといいな、と思っています。
アンバサダー制度紹介
では、コーヒーアンバサダーって何をするの?どんな特典があるの?という疑問にお答えしたいと思います。
アンバサダー制度は月額1,000円の会費をお支払いいただきながら、ライレンピーのコーヒープロジェクトを応援していただくプログラムです。
特典は次のように考えています。
・会員限定のFacebookグループ(オンラインサロン)での活動報告、交流
・産地スタディーツアー(年1回)に参加する権利
・2020年産の激レアライレンピーコーヒーが届く
・コーヒーオンラインイベントに無料参加できる
・毎月、ミャンマーに関わる珍しいコーヒーが2杯分届く
このほかに年に1回ぐらい、リアルで顔を合わせられる限定カフェみたいなのもできたらいいな、生産者さんとオンラインで話ができたらいいな、コーヒーの名前をみんなで考えられたらいいな、などなど夢は膨らんでいます。
このアンバサダー制度はいい意味で「発展途上」の制度だと思っていて、アンバサダーになってくださった皆さんと一緒に考えて、活動を広めていきたいと思っています。これとこれとこれをする、みたいにガチガチにルールがあるのではなく、みんなで作っていきたいと思っています。
是非仲間になって、ライレンピーのコーヒーを応援してください!
お申し込みはこちらから↓
http://terrapeople.or.jp/main/2384.html
コーヒーのいろいろな工程を知って、お気に入りのコーヒーに!
コーヒーを生産して、加工して、運搬して、焙煎して、淹れて、飲む。
住んでいる場所が日本でも、他の国でもこの工程すべてを感じながらコーヒーを飲んでいる人ってほとんどいないと思います。私もミャンマーでコーヒーの木を見るまでは、コーヒーがあんなきれいな赤い実の中にある種からできるって知りませんでした。コーヒーの花がかわいらしい白い花だって知りませんでした。コーヒープロジェクトを始めるまでは、コーヒーの精製方法が何種類もあるって知りませんでした。
でもこのコーヒーアンバサダーになってライレンピーとつながることで、この工程すべてを知っているコーヒーを飲めます。そんな自分にとっての特別なコーヒーを見つけるのも面白いと思いませんか?
私たちも同じような想いを持った皆さんとつながれることを楽しみにしています。
コーヒーイベントをSNSで探してみよう!
twitterなどのSNSでは「#コーヒーの日」というハッシュタグをつけて、たくさんのコーヒー屋さんが情報をアップされています。近くでやっているイベントを探したい場合は、地名も併せて検索すると良いかもしれません。気になる方は、ぜひ探してみてください!
ミャンマーのコーヒーが気になるという方は、こちらのブログに日本で購入できるミャンマーコーヒーの情報がまとめられていますので、ぜひ見てみてくださいね!